情野博之 ソムリエ
トゥールダルジャンソムリエ。98年ポメリースカラシップ優勝。同レストランのオープニングスタッフとしてソムリエのサービスをつくってきました。また、後輩である石田ソムリエの世界での活躍を支えた強力なサポーターでもありました。仲間たちに、"網元"の愛称をつけられるほどのおおらかな性格をもつ“なごみ系ソムリエ”なのです。
'97ポメリースカラシップソムリエコンクール第3位
'98ポメリースカラシップソムリエコンクール優勝
■Seino's Scope 理解の非常に難しいテロワールという概念をセオリーにとらわれないスタンスで情野的なアングルから情野流に紹介、解説をしていきます。
【今回は自己紹介をかねて質問形式でいろいろ答えてもらっています】
■ソムリエと他の職業を比べてみて、大きく違う部分は何だと思いますか?
お酒を飲むこと自体が仕事であること。 テイスティングでもかなりの量をこなします。体力勝負です。
■ソムリエとして大切だと思うことを3つ挙げてください。
自分自身が健康であること。会社にちゃんとした利益を上げること。そしてお客さまにワインをただ給仕するだけでなく、幸せな気持ちになっていただけるサーヴィスを提供すること。その結果 「またこの店に来たい」と思っていただければベストです。
■なぜ自分はソムリエになれたと思いますか?
なぜでしょう? 僕はホテルの一スタッフなので配属がフロントだったらソムリエにはなっていなかったと思う。従って偶然なれたようなものです。
■ソムリエになろうと決断した日のことを思い出して書いてください。
配属先のトゥールダルジャンの冷蔵庫の中の飲み物がジンジャーエールしかわからず、悔しい思いをしてワインを勉強しだしたとき。
■「自分はソムリエだ」と自覚したときを説明してください。
月並みですが、今日のワインはとても美味しかったとお褒めの言葉を頂いたとき。自分自身、図らずに素晴らしいワインが売れてしまったとき。「値段はいいから君にまかせるよ」などと言われるとき、ソムリエとしての知識を駆使し、お客さまの期待を裏切らないようにと緊張します。
■ソムリエとして今までで「これは会心の出来!」と感じたサービスについて話してください。
気難しいお客さまにひるまずにできる限りのサーヴィスをし続けたのち、そのお客さまからお褒めの言葉をいただきました。自分を認めていただいたことがうれしかったですね。
■ソムリエとして今までで一番の失敗はなんですか?
シャンパーニュのコルクを天井に飛ばし跳ね返ったコルクを注文したお客様がキャッチしてくれたときのあの安堵感と恥ずかしさは今でも忘れられない。
■ご自分のいるレストランについて説明してください。
パリに本店のあるフランス料理、パリから来ているバリバリの総支配人がトルシェ監督のようでとても尊大です。シェフは気さくなフランス人だが職人気質で、自分とはサッカー仲間。パリ本店さながらの素晴らしい内装とサーヴィスを楽しめます。お料理は個人的には東京もパリに劣らないと思います。
■自分をワインに例えるとなんですか?
難しい! あまり人が多いところは苦手だしどちらかっていうと寒すぎるのも暑すぎるのも苦手なのでローヌのグルナッシュのようにかってに育っていっちゃった品種かな。
■普段の一日を教えて下さい。
09:00 |
八時半に起床パンなどの軽い朝食の後 長女を幼稚園の園バス停留場までお見送り、その後読書やテレビ |
10:00 |
会社に出勤 |
10:40 |
ワインセラーで出庫 |
16:00 |
遅い昼食、大体麺類か魚料理が多い |
17:00 |
ミーティング |
| 17:30 | ドアオープン |
21:00 |
裏のかたずけ 伝票チェック、グラス磨き 二十三時仕事終了 |
24:00 |
帰宅 風呂 ビールで始まる晩酌 |
26:00 |
消灯 |
■ Seino's Scorp について簡単にご説明を
フランスのみならずぶどうが育つ場所になぜその品種や料理が成り立っていったの かを、マニアックではなくわかりやすく解説した内容です。あまり堅苦しくないようにがんばります。





