ワインショップ、イーエックス[eX-WINE]は、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュの「通信販売」と「情報発信」をするサイトです。

AM10時までのご注文・ご入金で即日発送いたします!

カートを見る
ワイン・ショップ、イーエックス

ワイン・ショップ、イーエックス > ワインコラム > サテライト・パリ > オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュ

おすすめワイン特集

月例ワインセット

毎月第一水曜日更新!
ソムリエ厳選ワインセット

上半期ランキング

人気ワインをカテゴリー別に
ランキングで発表!

品種別ワインセット

ソムリエ資格試験対策に最適
情野ソムリエの模範解答付き

イーエックス厳選セット

イーエックスで大人気の
オリジナルワインセットが勢揃い!

ボジョレー予約受付中

解禁日当日にお届け!
先行予約受付中です

スパークリング特集

とことん美味しさにこだわった
スパークリングワインが大集合!

デイリーワイン特集

毎日飲むから美味しくないと!
2,000円以下のワインを厳選

贅沢ワイン

贅沢なひとときを演出する
特別なワイン

一万円以下の特級

1万円以下で買える
特級ワインを厳選しました

シャンパーニュ特集

世界中で愛される、
世界で最も華やかな飲み物

ワインギフト

ご贈答にぴったりなワインを
イーエックスが厳選しました

ワイン生産者特集

情熱を持って美味しいワイン
を造る 生産者たち

ワインコラム

プロたちが集結した
イーエックスのワインコラム

ワインランキング
ワインランキング第1位
ワインランキング第2位
ワインランキング第3位

イースター・ホリデー

パリ 10

 

こんにちは。パリから大野いづみです。

日照時間も短く寒い冬を乗り越えて、とっても春めいてきたパリは、空気も清々しく、お散歩にでるとウキウキしちゃいます。

3月31日(日)のイースター・ホリデーの日に、ついにフランスは夏時間になりました。時計が1時間巻き戻されたというのに、今や夜8時ぐらいまで明るいのです!  そして更にこれからパリは、夜10時くらいまで明るいというサイコーの夏を迎えます! 

夏時間になる日は「いつもの朝9時」まで寝坊していても、時計は「朝8時」であるのが何よりも嬉しい、寝坊すけさんな私です。

今月は、私のお友達の夕香子ちゃんが知る人ぞ知る「オスピス・ド・ニュイ」のロング・リポートを届けてくれます。またブルゴーニュの栽培家・浜田さんからは、ぶどうの木が2002年の活動を開始したという嬉しいニュースを届いています。

また私のリポートは今のパリの流行「アジアンテイスト」がたっぷりのブッダバーです。今回もサテライト・フランス、盛りだくさんでお届けします! 


 

 

【Chambre de Oenologue (醸造家の部屋)】

オスピス・ド・ニュイのリポートです

文章:天川夕香子

 


三寒四温のブルゴーニュからこんにちは。夕香子です。

オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュ昨年12月号でみなさんにオスピス・ド・ボーヌのワイン競売会についてレポートしたのを覚えていらっしゃいますか? 毎年11月第三日曜に開催される世界最大のチャリティー・オークションのことです。

そして、実はオスピスのワイン、ボーヌだけではなく、ニュイ・サン・ジョルジュにもあります。こちらは毎年第四日曜日に開催されています。今回は運良く買い付け人用の招待状をゲットし、訪問してきました。

あまり日本で知られていないこのオスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュの競売会、詳しくご紹介しますね。

 

■歴史

施療院であるオスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュの設立は1270年。1443年設立のボーヌのそれよりも実は歴史が長かったんですね! 戦争で破壊されたあと現在の場所に再建されたのは1633年のことです。人々からの寄付金・寄進で施設を整えてきました。オスピス・ド・ボーヌ同様、寄付の中にはぶどう畑もあって病院内で造ったワインを競売会にかけて病院運営に役立てています。

所有ぶどう畑は12,4ha。そのうち8,8haはニュイ・サン・ジョルジュ区域内にあり、レ・サン・ジョルジュとレ・フォレの間に1級レ・ディディエというモノポール(単独所有畑)を所有しています。白は1級レ・テール・ブランシュが3樽分だけであとは全部赤ワインです。

 

■試飲

競売会の日の午前中にプロ用のバレル・テイスティング(樽の中から試飲すること)があります。

オスピス・ド・ボーヌの場合は外から見ても「ワイナリー!」という感じがしますが、こちらは国道74号線をちょっとそれた市街地にあるにも関わらず、その知名度を物語るかのようにとっても控えめです。私は民間アパートの駐車場の入り口かと思っちゃいました(笑)。おまけに「テイスティングはこちら」といった貼り紙も一切なかったので、常連のお客さんが私の前を横切らなかったらお預けを食うところでした。

カーヴの中カーヴの中はブルゴーニュのドメーヌに一般的に見られるような古い石造り。オスピス・ド・ボーヌのピカピカに清潔で広い新カーヴでのテイスティングでは日本人もチラホラ見かけますが、ニュイ・サン・ジョルジュでは45分あまりのテイスティングの間とうとう一人も見ませんでした。やっぱりマイナーなんですね。

11月のまだマロラクティック発酵途中(あるいはまだ始まっていない)のワインをテイスティングするボーヌに較べて味は分かりやすいし、ワイン自体もとても美味しいのに残念。テイスティングはノンビリしていてテイスターはワインを樽から注いでくれる人とゆっくりお話が出来ちゃいます。

このワインを注いでくれる人、ボーヌのワイン農業高校の生徒さんたちです。写真に収まっている彼は「いつかこのカーヴで働けたらいいな」と話していました。

 

■公式午餐会

テイスティングが終了すると北に5キロ程行ったところにあるクロ・ド・ヴージョに移動です。

クロ・ド・ヴージョは12世紀にシトー派の修道僧たちがもともと自分たちの開墾したぶどう畑のためのワイナリーとして建てたシャトーで、現在内部は博物館となっており当時の巨大プレス機などが見学できます。私も日本からお友達が遊びに来ると必ず連れて行くことにしています。

でも今日はいつもの見学とは違います。普通の見学では上がることの出来ないシャトーの2階でお食事だからです。

公式午餐会 今年はオスピスの公式午餐会の招待状もゲットできたのです。ラッキー! 

このシャトー、外から見ると素っ気ない石造りですが中はとても豪華です。

写真はクロークですが、壁一面に木の彫刻が施されています。表面のゆがんだ中世の窓ガラスを通して眺めるクロ・ド・ヴージョのぶどう畑もいつもとは違ってロマンティックに見えます。

お食事はクロークの隣の間で。これまた豪華な広間です。今回は前年の買い付け人、県知事・市長等のお役人、地元の名士等150名ちょっとの招待客が集いました。

私も何度かこのテの食事会に参加した事がありますが、テーブルについてまずなされるのがお互いの自己紹介と名刺交換。そして外国人女性である私に何かと気を遣って話しかけてきてくれます。

ところが今回は自己紹介ナシ、知り合い同士のフランス人の間で話に花が咲いていて、日本人の私と隣に座ったドイツ人はちょっと居心地悪い気分。おまけに私の両脇はホンモノの買い付け人で、予定入札価格の書いたノートをテーブルクロスの下に隠しながら同僚と最終確認に余念がありません。

「あなたはどの樽を入札するのか」と隣のフランス人に聞かれて夕香子、しどろもどろ(笑)。

そうこうするうちにスピーチもなく食事がスタートしました。

鶏レバーのガトーズラリと並べられたワイングラスにまずオスピス・ド・ボーヌ提供のムルソー1級ジュヌヴリエール96年が注がれました。合わせる前菜は手長エビのパイ包み。このあともお料理一品に1種類ずつワインがつきます。続いて出てきたのは……

鶏レバーのガトー(卵豆腐のようなもの)、トリュフソース

ニュイ・サン・ジョルジュ96 ニュイ・サン・ジョルジュ生産者組合提供

野鴨の胸肉、ニュイ風ソース(赤ワインソース)

ニュイ・サン・ジョルジュ1級 レ・サン・ジョルジュ95 オスピス提供

 

ブルゴーニュ・チーズのプラトー

ニュイ・サン・ジョルジュ1級 レ・サン・ジョルジュ90 オスピス提供

 

洋ナシの甘露煮、ヴァニラ・アイスクリーム カシスソース

(アイスクリームは樽の形に成型してあって切り分けられます)

クレマン・ド・ブルゴーニュ

 

プティフール(小菓子)

コーヒー

マール・ド・オスピス

ワインがおいしいのは当然として、クロ・ド・ヴージョのお料理はケータリングサービスでなく、実際にシャトーの中で調理しており、実はヘタなレストランに行くよりよっぽど美味しいのです! 幸せでした(笑)。

お酒が回って宴もたけなわになってくると、だんだん会場の雰囲気もほぐれてきます。始めは内輪話に終始していたフランス人たちも私やドイツ人(フランス語をほとんど解さない)たちとの会話を楽しむようになって来ました。

私の隣に座っていた買い付け人はドイツ人に説明するのにノートを取り出しました。

でもちょっと待って! いいのかしら? そこには自分の入札予定価格が書いてあるのに。ヨーロッパは今年1月に通貨統一されたのでライバルに一発で手の内がバレちゃいますよ(笑)。

いつも経験している名刺交換から始まる食事会が「政治家のパーティー」(出たことはありませんので想像ですが)だとしたら、今日の食事会は「旅行会社の企画した『お座敷列車で行く伊豆温泉1泊旅行』」といったところでしょうか?

初めは知らないもの同士緊張していても旅の最後には仲良くなって連絡先を交換する、そんな感じのほのぼのとした午餐会でした。

私のほぼ正面に座っていた男性、途中からサービスされるワインについてコメントしだし、それもとっても詳しい。お聞きしてみるとオスピス・ド・ニュイの栽培・醸造責任者のジャン=マルク・モロンさんでした。詳しくて当然(笑)。

今日の競売会の準備のため手は、赤ワインのタンニンで真っ黒になっていました。それにしても150名を超す参加者の中で責任者と同じテーブルなんてラッキーです! ちゃっかりACニュイ・サン・ジョルジュのヴィンテージの違いについてレクチャーを受けちゃいました。

デザートの前にはお役人の方々のスピーチがあります。今回の売上金は主に新ワイナリー建設とアフガニスタンの子供への援助に使われるのだそうです。スピーチが済むと買い付け人たちはデザートもそこそこに会場を出て席取りのために1階にある競売場の方に移動を始めます。私はイーエックス・ワインの取材のためにという名目で(?)最後のマールまでしっかり頂きましたけど。

 

■競売

競売はシャトー内のもともとシトー派の修業僧たちがセラーとして使っていた広間で行われます。買い付け人用の席は200席くらい。ボーヌのそれの三分の一くらいでしょうか。プレス席なんていうのもなく、本当にこじんまりしています。

買い付け人以外のギャラリーもボーヌでは押し合いへし合いで、ガラスの外壁に顔を押し付けて見ていますが、こちらはまばらでゆったり会場内で見学できます。競売風景もいたって牧歌的。なんか、近所の公民館で町内会に参加しているような……(笑)。

ロウソクの火が消える前に落札するという入札システムはボーヌと一緒ですが、入札価格が変わったからといって担当者はやみくもにロウソクを吹き消して次の火をつけたりしません。ボーヌではロウソク担当の方は翌日頬が筋肉痛になるんじゃないかと余計な心配をするくらい間髪入れずに吹きまくっていましたけど、ニュイの方は大丈夫そうです。3拍くらいズレがありますもの(笑)。

競売 さて、気になる競売の結果ですが千年紀であった昨年2000年の反動でちょっと下がって1樽あたりマイナス6,73%。赤120樽、白3樽の合計売り上げは443,248ユーロ(=約5千50万円)でした。

ちなみに一番高額で落札されたのはニュイ・サン・ジョルジュ1級レ・ブドの1樽5800ユーロ(=約66万円)でした。お値段もボーヌに較べると控えめです。

華やかなオスピス・ド・ボーヌの競売会も毎年楽しみですが、素朴なオスピス・ド・ニュイの競売会はなんだかそのままブルゴーニュの生産者を見ているようで大好きになりました。

11月のボーヌに較べてホテルも取りやすいですし、まだまだ日本人も少ないです。見学をしてみたい方、自分の樽を競り落としてみたいお金持ちの方(!)、来年あたりいかがですか? 絶対のお奨めです! 

 


 

【2.Chambre de Parisienne (パリジェンヌの部屋)】

パリのナイトクルージング

「ブッダ・バー」でアジアへトリップ

文章:大野いづみ

 


ブッダ・バー「久々のパリ。どこかおもしろいとこ連れて行って」と元同僚からのメールがありました。おもしろいとこっていったらあそこかな? と、早速予約。

今月はパリの不思議なアジアン空間「ブッダ・バー」のご紹介です。

夜のコンコルド広場からサントノーレ通りへ。エルメスのウインドーはいつもながらハイセンスでため息もの。

そう、あのエルメスの向かいに、こんな妖しい店があるとは!


暗い鉄扉の前に強面の男が立ち、道行く人にぎろりと睨みをきかせています暗い鉄扉の前に強面の男が立ち、道行く人にぎろりと睨みをきかせています。

「ブッダ」

合言葉を言うと、無言で開かれる重い扉。

足元も見えない暗い階段を降りて行くと、たくさんの小仏像たちが、謎の微笑みでお出迎え。

怪しいBGMにもうすでに頭の中は、瞑想状態です。

地下は要予約のディナースペース。取り囲むメザニンはバーコーナー。バーカウンターに目をこらすと、ドラゴンがくねり。

暗さに目が慣れてくると、大仏出現。おもわず拝む私。

ブッダ大仏といえば奈良、鎌倉を思い出してしまう日本人な私ですが、何やらここはインド、中国、インドシナ、日本と、内装・メニューともになんでもありのアジアン多国籍軍。なんともいい加減(笑)。

まぁそのいい加減さが、キッチュな感じでたまらないのだけど。そして、なかなかどうしていけるんですよ、ここの多国籍軍料理。

今日は前菜にスシ、サシミをつまんで、メインに鮪のセザム風味を頂くことにしました。

さっとあぶった半生の鮪に、胡麻がたっぷりきいておいしい! デセールはマンゴースープ。とろりとココナッツミルクの甘味を感じました。


マンゴースープこんなおもしろいお店、日本だったら若者たちに占領されそうでしょ。

ここではいろいろな年齢層の人々が楽しんでいます。

仕事帰り風の同僚たち、子供をベビーシッターに預けて遊びに来た若夫婦風、バースデーケーキが届いたのはおじいちゃまのお席だし、テーブルの上で手を握り合っているロマンスグレーのカップルもいる。あっちのラブラブカップルは、きっとハネムーナー。お洒落上手な常連たちも、ブッダを写真に収めるツーリストも。

いろいろな国の言語で、弾んだ話し声や笑い声が聞こえてきます。

ここは合コンも、イッキも、王様ゲーム(古い?)もない、大人のための場所。

いろいろな年齢層の人々オペラやコンサート、レストラン、それにこんな夜遊びスポット。パリは大人が落ち着いて楽しめる場所が本当にたくさんあります。こういうのを成熟した文化というのでしょうか。

そして年齢を増すごとに、ますます魅力的になって行くパリの人たち。

ワインだって、フロマージュだって、熟成するほど風味が増すんですもの。こんなとこで年をとりたいものですね。テ・オ・ジャスマン(茉莉花茶)を飲みながら、話はつきない私たち。


CDはVOL1-4も発売中あなたもパリで、仏陀の道を極めてみませんか。

CDはVOL1-4も発売中。お経風からテクノアレンジまで。フナック、ヴァージンレコードなどのレコード店でも取り扱っています。

Buddha−Bar

8, rue Boissy d'Anglas, 75008

TEL:01 53 05 90 00

12:00−15:00, 18:00−2:00(週末−4:00)

土日昼休

「サロン・ド・テ ベルナルド」もご近所です。



 

【3.Chambre de Vigneron (栽培家の部屋)】

畑の仕事3月:光合成について

文章:浜田孝太郎

 


皆さん、お元気ですか?

昨年は毎日降る雨にてこずり、地下は一部浸水され、畑作業を行う者にとってはさんざんな3月でしたが、今年は快適です。アーモンドの花も咲いています。

 

■2002年のぶどうの木の活動が開始した! 

ぶどうの木の活動開始先月お伝えした畑の「杭と針金の修理の儀」も終わり、まもなく枝を針金に固定する作業も終了する。畑は肥糧撒布も終わり準備は万全だ。

一部ぶどうの木は2002年の活動を開始した。枝の切り口から木液が垂れはじめたのだ。これは根が活動を始めたということを示すサイン。


木液垂れ以前にも書いたが、土の温度が10度位をキープしている場合にこの活動が開始されるので、ブルゴーニュも暖かくなって来たということ、そして春の到来を感じさせるようになってきたということだ。

この「木液垂れ」は、発芽まで続く。ちなみに木液は、水・塩・ミネラルで構成されている。


■今月のテーマは「光合成」

今回は「光合成」のことを中心に書こうと思う。植物にとって「光合成がいかに大切なのか」は以前にも書いた。今回はこの「光合成をいかに充分に行わせるか」ということをテーマに書いてみたい。

光合成とは、光と水分のバランスにより、葉の裏側にある150から300平方ミリメートルの面積の気孔が、大気中と「ガス」を交換すること、である。この光合成によって木が生育し、ぶどう果が生育するためのエネルギーが生み出されるのだ。

 

■光合成:ブルゴーニュでは

光合成約1平方メートルに1本の割合で木が植えられているブルゴーニュでは、1本の木につき2から4平方メートルの葉の「光合成可能な総面積=葉の合計の表面積」が必要である。

注意する点は、合計の葉の総面積が必要なだけありさえすれば良いわけでなく、葉同士が重なり合わずに、光を得られる状態になっていなければならないことである。

実は先月リポートしていた我々が修理していた針金がここで役立つ。春以降にこの針金を用いて行う「palissage(枝の仕立て)」でなるべく全ての葉がこの活動できるように小枝を挟み付け日にあたる葉の表面積を確保するのだ。

 

■光合成の特徴

光合成には以下の特徴がある。

我々栽培家は、こうした特徴を踏まえながら、最大限に効率の良い光合成が行われ、最高の実をならせることに日夜腐心しているのである。

 

A)葉の新旧と光合成の関係

木は約4ヶ月間新しい葉を生み出し続ける。新しい葉は光合成を30から40日目まで活発に行うが、その後少しづつ活動が衰えていく。

 

B)光の種類(波長)と、光合成の関係

光には紫外線、赤外線等々いろいろな波長があることは昔理科の時間で習った通り。またプリズムを使って「虹色」に分裂させたのを覚えていると思う。実はぶどうの木は黄色の波長の光では「光合成」を行わない。

 

C)光の強さ(ワット数)と、光合成の関係

夏場の「光合成」の活動は10時頃と15時頃に最も活発に行われている。つまり、あまりにも光の強さが強烈であると、光合成は行われなくなるのだ(300ワット/平方メートル以上)。もちろん光の強さへの耐性は、ぶどう品種により差がある。

また、逆も真なりで、最低必要な光量もある。

ブルゴーニュ、ロワール、シャンパーニュといった北の産地のぶどう品種は、ローヌ・プロヴァンス等々の南の品種に比べて、少ない光の量でも光合成を行うが一方、強烈な光には弱い。よって、ブルゴーニュのような北の地域では、当然南部に比べて光の量が少ないため、全ての葉が満遍なく「光合成」ができるように枝を仕立てる事は非常に大切な作業なのである。

この光合成の最大化のための努力としては、斜面の向きや日の出、日の入りの太陽のポジション(ぶどうの木の影の出来方)により、植える列を決めていることである。

たいていブルゴーニュでは大抵斜面の上下方向に植木してあるが、時々左右に植えている畑も見ることができる。

光合成の特徴 平地部分では様々だが……自分の畑の木のクローンやポルト・グレフのコンビネーション、作業効率(同じ面積でも、畑の形により、多数の短い列で構成された畑は、数本の長い列で構成された畑より手間がかかる)、影のできかたで列の向きを決めているのだ。

D)気温の高低と光合成の関係

気温についてだが、光合成は10度以上で行われるが、活発になるのは北部品種で25度、南部品種で28度である。一方、30度で気孔は閉まり、40度以上で活動はブロックされる。また気温が5度から10度でも活動は3/4に減ってしまう。

40度以上で「光合成」がブロックされる現象を「depression du midi」という。MIDIの文字通り、ローヌ南部・プロヴァンス・南西地方で観察される現象で、北部に位置するブルゴーニュでは基本的にみられない。

よって、気温が高ければ良いってものでもなく、特にブルゴーニュでは「灼熱の夏」がきても、ぶどうやその後のワインにとっては歓迎されない。無論、ぶどうの木が「光合成」をできなくなるからである。

E)土壌の性質と光合成の関係

土が保有している水分も光合成に影響する。いつも湿っている畑では気孔が閉じやすいため、光合成は不活発となる。

また、土が保有しているカルシウムの量でも光合成に影響する。このカルシウムとはシャンパーニュで見られるような直接木に影響を与えるカルシウムを指す。このカルシウムは木中の鉄分をブロックするが、鉄分にはクロロフィル(葉緑素)も含まれる。つまりカルシウムが葉緑素をブロックし、木は葉緑素不足で光合成ができなくなってしまう。

秋でもないのに「紅葉」しているような畑を見たら、それはカルシウム過多によって、葉緑素がブロックされてしまった状態であろう。

光合成の特徴 2

また大気の湿度が60%以下でも木は自分達が保有している水分を逃さない為に光合成を止めてしまう。


■栽培者の立場で、光合成を総括しよう。

光合成について、総括してみよう。

もし、あなたが自分でぶどう畑を手入れする場合、以上のような「光合成」の仕組みをふまえ、「どんな土の畑なのか」を知り、

光合成を総括「どのような密度で植木するか」

「どの方向に植木するか」

「株の高さをどれくらいにするか」

「どのような剪定にするか」

「どのような枝の仕立てにするか」

を決めるべきだろう。

 

■さぁぶどうを栽培しよう! 

無論、光合成を最大限効率的に行えるようなお手入れをした後も、「摘芽」「伸びた枝の切り方」「摘房」「摘葉」「病気や害虫からの防御」等々の作業が続く。

これらの作業をどの時期に、どれだけの精度で行うかを、毎年違う条件の中で判断していこう。あとは人間の「腕」次第。

さあ、ぶどう栽培にに大いに興味を持った方。畑を買いましょう、身体を動かしましょう、植物と戯れようじゃありませんか! 

驚くべき糖度、それを支える酸度、ぶ厚い皮、小粒で美しいぶどうを育てようじゃありませんか。

「え? ちょっと腐った?」

その後は「蔵チーム」にまかせましょう

 


【あとがき】

いづみです。今月も最後までお付きあいありがとうございました。

今月も最後までお付きあいありがとうございました実はディジョンの夕香子ちゃんが、イーエックス・ワイン代表の永野さんと2月にパリではじめて会ったそうで、彼女からこんなメールが届きました。

「私の母と同い年くらいですけど『母』というよりとってもとっても『キュートな女性』でした。オフ会でお会いする日本のみなさんには「癒し系」のようですが、私にとっては○○年後(!)になりたい憧れの女性像です。女性購読者のみなさん、ぜひオフ会に参加してワインだけでなくそのお人柄に触れてみてくださいね」

それではまた来月お会いしましょう!

送料無料
会員だけの特典いっぱい!

▼マイページログインはこちら▼

メールアドレス(会員ID)
パスワード※お忘れの方はこちら
会員特典
送料について
お支払い方法
保管方法
注文の仕方
メールマガジンご登録はこちら
検索

地域

タイプ

Vt

価格範囲

キーワード

ギフト特集
ルロワ
マルセル・ダイス
ドメーヌ・ルフレーヴ
オレンジワイン
デイリーワインセット
飲み頃ワイン
シャブリ
ヴォーヌロマネ

イーエックス・ワインについて

当サイト(ワイン・ショップ、イーエックス)は、バーガンディ株式会社が運営するオンラインショッピングサイトです。

会社概要
通信販売法に基づく表示

バーガンディ株式会社
〒135-0034
東京都江東区永代2-8-6
TEL:03-5875-8852
FAX:03-3643-6987

お問い合わせフォーム

個人情報の取扱について

当サイト(ワイン・ショップ、イーエックス)では、お客様に安心してお買い物を楽しんでいただけるよう、お客様の個人情報の取扱に細心の注意を払っております。

個人情報保護方針
個人情報保護の取り組み

お支払い方法について

以下よりお選びいただけます。

代金引換払い
クレジットカード払い
お支払い方法について
後払い(コンビニ)
コンビニ払い(先払い)
銀行振り込み(先払い)
お支払い方法について

セキュリティについて

個人情報の保護のため、万全のセキュリティ体制を整えております。セキュリティへの取り組みをご理解いただき、安全にインターネットショッピングをお楽しみください。

お届け時間について

お届け時間指定を下記よりお選びいただけます。時間指定をご希望の方はご利用ください。

お届けについて

「代金引換払い(代引き)」「後払い」を除き、ご決済(ご入金)確認後の発送とさせていただいております。予めご了承下さいませ。

送料について
facebook

カスタマーサポートお問い合わせ会社概要サイトマップ

Copyright(C)eX-WINE.All Rights Reserved.