


【目次】 1.2001、2002年フィレンツェのエノテカ、ワインバー事情! 2.新登場"ヒロ・サカテの「ミラノの街角から」" 3.ちょっと遅くなりましたが、イタリアの年末年始のお料理紹介
【1】:2001、2002年フィレンツェのエノテカ、ワインバー事情!
今回はフィレンツェのエノテカ、ワインバーの紹介を兼ねて去年一年間で印象的だったワイン、今年の注目ワインを聞いてみましたのでそれを紹介しましょう。
■Enoteca Alessi(エノテカ・アレッシ) 彼らの歴史は、話を聞かせてくれたマッシモさんのおじいさんが、今の場所とは少し離れたところに1940年代に酒屋を始めたことに始まります。その後、お父さんが1970年に今のところに引越し、規模を大きくしました。 彼らが扱うワインはトスカーナ州を中心にした世界中のワイン3000種類、リキュール類が1500から2000種類、グラッパを含むブランデー類が約2000種類です。 彼らはワインのほかにもコーヒー豆、各種のチョコレート、オリーヴ・オイル、バルサミコ酢、トスカーナ州の伝統的なお菓子と、本当にたくさんのものを扱っています。 そんな彼らのワイン探しは、ワイナリーのプレゼンテーターからサンプル・ワインを取り寄せ、それをテイスティングして決めるとか。 決めるポイントは? 「質と価格のバランスがなんと言っても一番」(マッシモさん) 2002年2月頃からインターネットによる店舗紹介なども準備しているそうです。 そんな彼らが選んだ2001年に印象的だったワインは ・ブルネッロ1996 ・ブルネッロ・リゼルヴァ1995 ・キャンティ・クラシコ1999 ・メルロー種を使用したスーパー・トスカーナ そして2002年期待のワインはなんと言ってもブルネッロ1997が一番にあがりました。ついでキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ1998/1999、スーパー・トスカーナと言うことです。
■Enoteca Gsmbi(エノテカ・ガンビ) 扱っている種類は約600種類、トスカーナを中心に、厳選されたシャンパーニュ、甘口イタリアワイン、フランスワインなど。甘口のデザートワインは種類が揃っています。お店を仕切っているのは女性ソムリエのエレナさんとその家族です。 ワインは主にワインの博覧会などのテイスティングにて目星を付けてサンプルを請求、その後さらにテイスティングして決めていくそうです。 このエノテカはワインだけではなく、チョコレートやオリーヴ・オイルにも興味を持っていて、チョコレートの試食会なども行っていました。オリーヴ・オイルはテイスティングをしてから購入することが出来ます。 以前は秋から冬にかけて、ワインのテイスティング会も行っていましたが、6ヶ月前にセレーナちゃんが生まれたために今は休止中です。来年以降又行う予定とのこと。 2001年に人気だったワインはブルネッロ1996、スーパートスカーナ(トリノーロ)がやっぱり人気だったそうです。来年の注目株はブルネッロ1997、ピサ周辺のワイン。
■Sapori del Chianti(サポーリ・デル・キャンティ) 扱っているお酒の種類は約1000種。約500種類のトスカーナ・ワインを中心に、ブランデー、リモンチェッロ、さらに以前このサイトでも紹介したグレーヴェ・イン・キャンティにある肉屋「ファロルニ」のサラミも扱っています。 他に色とりどりのパスタや瓶詰めの食材などもあります。オーナーはコッラッドさんとジュリオさんの二人です。ここもワインは主にワインの博覧会などのテイスティングにて目星を付けてサンプルを請求、その後さらにテイスティングして決めていくそうです。 今まで手狭だった店内を、この冬地下を拡張してスペースを広くし、試飲やサラミの試食が出来るようになりました。今後この地下を利用して試飲会なども計画中だそうです。 さらにお店を訪問してくれた旅行者の方へのアフター・サーヴィスの一環としてインターネット・サーヴィスも始める予定で、これを通じてワインやイタリアの食材を幅広く紹介して行くとか。 さて、そんな彼らが印象に残っている2001年のワインはブルネッロ1996、スーパー・トスカーナ、キャンティ・クラシコ1999です。 2002年期待のワインはやはりブルネッロ1997とシチリア州のエリアが注目株。
■Enoteca Bonatti(エノテカ・ボナッティ) お酒の種類は約3000種類にものぼり、イタリアを初めとしてフランス、カリフォルニアなどのワイン、グラッパ、シャンパーニュなどなど多くの種類が揃っています。スタッフは総勢10人にも上り、みんな大のワイン好きでソムリエの資格も持っているとか。 ここもワインは主にワインの博覧会などのテイスティングにて目星を付けてサンプルを請求。その後さらにテイスティングして決めていくそうで、選択の決め手はやはり「価格と質」だそうです。お店を切り盛りしているのはルカさん、ロベルトさん、ステファノさんの3人です。 お勧めはフィレンツェではここでしか扱っていないというCarobbio(カロッビオ)と言うワイナリーのキャンティ・クラシコ。 さて、そんな彼らの選んだ2001年のワインはバローロ、ブルネッロ・リゼルヴァ1995、キャンティ・クラシコ1999です。 2002年注目株はキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ1999、バローロ1997、ブルネッロ1997だそうです。
■Casa del Vino(カーザ・デル・ヴィーノ) 表にワインの瓶が並んではいるものの、一見するとカウンターのあるサンドイッチ屋さんのよう。それもそのはず、パニーノを自分でパンの種類から選んでつくってもらえるパニーノテカ(サンドイッチ屋)でもあるんです。お昼時になると、お店の中には周りで働いているイタリア人で一杯になり、パニーノを一つ買うのにも一苦労するほど美味しいパニーノ屋さんでもあるんです。 そんなお店を切り盛りしているのはワインを全て担当しているジャンニさん、チーズをはさんだパニーノを担当しているグラツィエラさん、生ハムやサラミを使ったパニーノを担当しているブルーノさんの3人です。 扱っているお酒は約900種類にものぼるトスカーナ州のワイン、約200種類の他の地域のイタリア・ワイン、そして100種類ほどのブランデーと外国産です。ここではパニーノと一緒にグラスワインも楽しむことができます。グラスワインは約30種類も! ジャンニさんが全てのワインを選びますが、通常大きなワインの博覧会などでテイスティングしてサンプルを取り寄せた後、数人でつくっている専門家によるグループ内で、再度テイスティングをしてワインを決めるそうです。もちろん他のメンバーも自分なりの情報とサンプルを持ち寄ります。 そんなジャンニさんの2001年はシチリア州、トスカーナ州のマレンマ地区を含む海岸沿いのエリア。ただしボルゲリのエリアは興味がないとのことでした。 2002年もこれらの地域が引き続き注目度が高く新しいワインが生まれて来るだろうと予想しています。
■Winebar Volpi e l'uva(ワインバー・ヴォルピ・エ・ウーヴァ) 扱っているワインは150から200種類。その他に50種類程度のグラッパなどのブランデーです。常にグラスで楽しめるのはスパークリング・ワインを含む約30種類と約10種類のデザートワインです。 小さなカウンターの中で忙しく動き回るのはジャンカルロさん、エミリアさん、ブランドさん、チロさんの4人。 彼らは国の定めるDOC、DOCGにはとらわれず、低価格高品質を徹底的に追求しています。そのためイタリアでもなかなか見られないエチケットのワインを多く扱っています。彼らが見つけた後一躍有名になってしまうワインも多くあるそうで、そうなって価格が高騰してしまうと扱うのを止めてしまいます。 彼らのワイン探しはやはり大きな試飲会などでテイスティングしてその場で直接生産者と話をして仲介人を通さずにワインを仕入れているそうです(ここにも低価格の秘密があるようです)。 彼らのお店で楽しめるのはワインのほかにイタリア産だけでなくフランス産などのサラミやチーズ。 そんな彼らの2001年のワインはシチリア州のシラー種やシャルドネ種。 今年2002年期待のワインは、やはり期待の南イタリア、特にアブルッツォ州やシチリア州だそうで実力のある醸造家がその地方に興味を持っていて、価格もまだまだ低いからと言うことでした。
■Winebar GustaiVino(ワインバー・グスタ・ヴィーノ) ついでピエモンテ州のワインです。グラスワインも45種類ほどは常備していて、リクエストがあるようだとあいていない希少性の高いワインもグラスでサーヴィスしてくれます。 バーの代表はフランコさん。フランコさんは以前サン・マルコ広場近くでエノテカを営業していました。彼らのワイン探しは有名醸造家を追いかけることです。有名醸造家が選ぶのは、仕事のやりがいのあるところ、つまり土地も人間も将来有望だから自分が力を発揮できるところだそうです。 彼らの用意している料理は全てワインと一緒に楽しむことを前提に用意されていて、先に料理を選んでからワインを選ぶことをお勧めしています。ワイン選びに困ってしまうような時には、気軽にスタッフに聞いてみましょう!(もちろんワインだけの利用でも大丈夫ですよ) そんな彼らの2001年のワインはスーパー・トスカーナのトリノーロやトゥアリータだそうです。2002年の期待は「まだまだボルゲリ地区は目が離せない」とのこと。さらにはグロセット周辺の(イーエックスのオリジナル・ワインの産地!)マレンマ地区のものだそうです。
■Winebar Baldvino(ワインバー・バルドヴィーノ) 彼らの歴史は1996年に隣にあるトラットリアをオープンした時から始まります。その後このワインバーをオープンし、次いでサンタ・フェリチタ橋近くのエレガントなワインバー・レストランのBeccofino(ベッコフィーノ)、そして伝統トスカーナ料理を提供しているトラットリアのすぐ横のFrancescano(フランチェスカーノ)を造りました。これらの店舗のワインを全て管理しているのがこのワインバー・バルドヴィーノです。 彼らが用意しているワインは約850種類、グラスで楽しめるのは約25種類です。 オーナーはスコットランド人のデイヴィッドさん、そして彼らのワインを管理しているソムリエはマッシモさんです。 通常マッシモさんがワインを選びます。彼はできるだけ多くの雑誌やプレゼンテーターなどからどんな些細な情報も聞き漏らすことなく仕入れます。 彼らが用意している料理はチーズやサラミはもとより豊富な野菜やクスクスなどの料理を用意しています。 そんな彼らの2001年ワインはスーパー・トスカーナのTinoroso1998(ティノローゾ)やシチリアの赤のSantagostino Rosso(サンタ・アゴスティーノ・ロッソ)だそうです。 2002年期待のワインはまだまだ低価格の南イタリアやシチリア州やサルデーニャ州の島のワイン。
■Winebar FuoriPorta(ワインバー・フオリ・ポルタ) ワインの種類は約700種類。約600種類のトスカ−ナを中心としたイタリアワインと約40種類のフランスワイン、約30種類のグラッパなどのブランデーです。 グラスで楽しめるのは赤白合わせて約30種類、約7種類の甘口デザートワインです。フィレンツェの中心から外れているにも関わらず、いつも人で溢れています。 オーナーはロッコさん、アンドレアさん、コンティさん、アンジェロさんの4人です。この日は大のフェラーリ好きというロッコさんに話を伺いました。 ワインは通常ワイナリーのプレゼンテーターや雑誌などから情報を入手してワイナリーにサンプルを頼み、それをテイスティングしてから購入しているそうです。 当然ながら一番重要なのは質と価格ですが彼らはそれにワイナリーの規模も考慮して選ぶそうです。料理はもちろんサラミやチーズ、パスタなどのプリモ・ピアットも用意していますが、メニューの一番大きな割合を占めているのクロスティーニ(スライスしたパンにいろいろな具をのせたカナッペのようなもの)の、大きいサイズの「クロストーネ」です。野菜がのっているものはもちろん、ポルチーニ茸などのイタリアらしい食材がのったものもたくさんあります。 2001年のワインについてはモレッリーノ・ディ・スカンサーノやスーパートスカーナ、キャンティ・クラシコなどのトスカーナのリクエストが特に増えたと言うことでした。 2002年はやはりこの流れは大きく変わらず、モレッリーノ・ディ・スカンサーノのあるマレンマ地区やピサ周辺のトスカーナのエリア、またシチリアやプーリア州の南イタリア、モンテプルチアーノ・ダブルッツォなどが注目度大だそうです。
■Winebar Boccadama(ワインバー・ボッカダーマ) 店の指揮をとるのはオルネッラさんとアンドレアさん。 オルネッラさんは、 「イタリアのワイン界は自分たちのワインだけで満足していて、自分たちで世界への扉を閉じてしまっている」 と語ります。 「せっかく同じヨーロッパにシャンパ−ニュやシェリー、ポートというすばらしい特徴的なワインがあるのに、それをレストランに持ち込もうとしない。今年は、そのようなワインもリストに載せていきたい」 とおっしゃっていました。 このような外国のワインに関してはインポーターから多くの情報を得るとのことです。 店で用意している料理は、昼と夜でメニューを別に用意し、昼は近くで働いている人のためにパスタなど、おなかにたまる料理をやや多めに用意していますが、夜のメニューにはゆっくりとワインを楽しめるようにピエモンテ風カルパッチョやフォア・グラなどのちょっと手の込んだ料理を用意しています。 ワイン管理を担当しているアンドレアさんに2001年ワインと2002年ワインについて聞いてみました。 2001年に関してはバジリカータ州、カンパーニャ州の南イタリアワイン、シチリア州のワインなどが特に印象的だということでした。2002年も引き続きこれらのワインへの期待度は変わらないが、特にシチリア州のワインはまだ価格と質のバランスがとてもいいので注目度は高いそうです。
■それでは、まとめてみましょうワインの情報収集の大半は大規模な試飲会で目星をつけてサンプルを集めると言うのが王道のようです。醸造家を追いかけるなんていうワインバーもありました。 トスカーナ州のエノテカということも大きな理由ですが、2001年はやはりブルネッロ、キャンティ、スーパートスカーナ、シチリアなどのワインが人気だったようです。 2002年はさらにこれらのエリアにトスカーナ州の海岸沿いのマレンマ地区やピサの周辺、南イタリア(バジリカータ州、カンパーニャ州、プーリア州など)、シチリア州などが大きな注目を浴びるようです。 寒い冬の中、10件のお店を回るのはなかなか苦労しました……。 このシーズン、エノテカはお土産やプレゼント用のワインセットの販売でいつも以上に大混雑でした。そんな中、取材に協力してくださったお店の方にここで御礼を言いたいと思います。ありがとうございました!
【2】:ヒロ・サカテの「ミラノの街角から」こんにちは、今月号からこのコーナーを担当するヒロ・サカテです。建築・インテリアやデザインの修行を続ける僕が、ここミラノを中心に他のコーナーとはちょっと違った視点での情報をお届けします。
■新年よりスタートしたエウロ(ユーロ)のお話です僕たちがまだ目にしたことも無いうちに、先に偽札が発見されました。本物を見たことも無いのにどうやって見分ければいいんだろうとおかしな騒ぎにもなったりしました。 12月に入る頃から大手スーパーマーケットなどが一斉に表示をエウロに切り替え始め、街でもいろいろな告知ポスターを目にするようになると、少しずつ心の準備が出来てきたように思っていました。 その割に、12月中は支払いはリラだったので、レジではもたつく姿が多く見られ、ナターレ(クリスマス)の準備の買い出しでは、山のように詰め込んだカートの長い行列が出来てしまい、さらに輪をかけた大混乱を起こしていました。 価格面では便乗値上げが多く見られます。ミラノのプルマン(地下鉄、バス、市電)などは1500リラから1936.27リラ相当の1エウロへ値上げされたうえ、通勤・通学には便利だった1週間券(日に2度ずつ乗れるもの)が廃止されて過剰値上げが市民の大きな不満となっています(フィレンツェでもバスのキップは1エウロになりました)。 もっとも身近な問題なのはお財布が重くなってしまうことです。 と、いうのもこれまで紙幣ですんでいた価値のものがほとんどコインになってしまうからです。3年前程から出回り始めた1000リラ硬貨が浸透しなかった理由もこういうところにあったのです。 紙幣は9681.35リラ相当の5エウロからですから、今までその10分の1の価値の紙幣があったと言えばどのくらい状況が変化したかわかってもらえるでしょうか。 なので、ナターレに小銭入れをプレゼントされた人も多かったようです。 さて、このエウロのデザインが表面が各国共通なのに対して裏面がそれぞれ違うのはご存じですか? これまでの通貨のデザインを流用した国がほとんどだったなか、イタリアでは全く新しいデザインがテレビ番組を通じて国民の投票で決定され、とても素敵なものに仕上がっています。 イタリアゆかりの有名絵画から建築物まで様々で、年数がたつにつれてエウロ使用国内で混ざっていき、ある日受け取ったものがヨーロッパのいろんな国を旅してきたものだったら面白いと思いませんか。 自動引出機や自動販売機への対応も、ましてやイタリア人自身の慣れまでにどれくらいかかるのかまだまだ不安要素もありますが、この新しい幕開けを期待をこめて応援しようではありませんか。
■2001年のナターレ年末のナターレ商戦の中で気になったことをひとつ紹介しようと思います。 数年前に比べても、街中でノートブック・コンピュータを持ち歩く姿が増えたように思います。日本に比べるとどの電化製品も1年は遅れて入ってきている様な印象がありましたが、それもすっかり変わって、大きな電気屋さんやパソコンショップの品揃えもなかなかのものです。 するとけっこうなマーケットになっているのか、どの鞄のラインでもひとつはノートパソコンを収納できるものを揃えています。スポーティなものからエレガントなものまで様々で、自分でもお気に入りの一品をと狙っているんですよ。
【3】:ちょっと遅くなりましたが、イタリアの年末年始のお料理紹介クリスマス、お正月気分もそろそろ抜け始めているかもしれませんが、先月号で年末年始のお料理を紹介できなかったのでここで今年の年末のために少しご紹介しておきましょう。
■イタリアのクリスマスはベッファーナイタリアの年末休みは12月24日のクリスマス・イヴから始まります。そして、正式には1月6日のベッファーナの祝日までがクリスマスとされています。 イタリアにはもともとサンタクロースはいませんでした。その代わり、ほうきにのったベッファーナというおばあさんが1月5日の夜に、1年間良い子だった子供にはキャンディーを、悪い子だった子には炭のかけらを暖炉の前にぶら下げた靴下に入れに来るとされていました。 今では、イタリアも主流はサンタクロースですがスーパーなどでは、まだまだほうきにのったおばあさんのマークのついたお菓子が年末になると売り出されたり、店先に人形がぶら下がっていたりします。 イタリアでは元旦よりもクリスマスを大切にし、25日のクリスマスのお昼は家族みんなで食事をし、そして元旦の日を恋人と過ごすようです。子供連れの家族は24日頃から、祖母祖父のもとに集まりマンマの料理を食べるようです。
■それではそんな年末のお料理を少しだけご紹介しましょうクリスマスといえば、1キロほどもあるスポンジケーキです。もともと暖炉をモチーフにしたミラノのケーキがパネットーネ、昔はこのシーズン新鮮なフルーツがなかったため、ドライフルーツをこのケーキに入れました。 一方ドライフルーツが入らないのが、ヴェローナ産のパネットーネです。 お料理とはいえば、キリスト教の国イタリアでは、24日はもともと禁欲日にあたり、お肉は食べませんでした。 その代わりに食べていたのがバッカラ(干し鱈)です。 アメリカでクリスマスといえばターキーでしょうがイタリアではCappone(カッポーネ)と呼ばれる雄鶏で、又、場所によってはコテキーノと呼ばれる豚の腸詰も有名です。この鶏で、ブイヨンを採ってタリオリーニというパスタを入れたスープパスタや、詰め物をしたオーブン焼きが一般的です。南のエリアではバッカラではなく大うなぎを食べます。 さてお正月です。豚の足の詰め物料理であるザンポーネやレンズ豆の煮込みが有名です。レンズ豆はお金の象徴で、たくさん食べるとお金持ちになると言われています。どれほどの効果があるかは保証できませんが……。 いかがでしたか? 次年末年始の参考になりましたでしょうか? 随分先の話しではありますが、今年のクリスマスにはレシピも少しご紹介しましょうね! 【あとがき】 早くも21世紀も2年目になりました。坂手くんのレポートにもあったようにヨーロッパは共通通貨であるユーロとなりました。まだまだ、お店の中での混乱はしばらく続きそうですが、自分の頭の中も混乱しっぱなしです……。 今年もどうぞよろしくお願いします。 |

