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フィレンツェ フィレンツェ 01

 

初めまして。サテライツ・フィレンツェ担当の横田です。

バスの乗り方も知らずにフィレンツェに来て、ワインワインと騒いで早くも3年、そんなイタロ・ジャポネーゼ(イタリア人化した日本人)が現地に住んで初めて感じること、イタリア人のワインの飲み方からフィレンツェの街でチップを払わずに用が足せる裏技まで、そんな役立つ(?)情報を交えながら、太陽をいっぱい浴びたイタリアワインを紹介していきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。


【目次】

1:フィレンツェ、5月音楽祭始まりました。

2:モンタルチーノのハイスタンダード、バンフィのスーパートスカーナ! “スムス”と“エクスルサス”

3:フィレンツェの頑固おやじの店

4:イタリアソムリエ協会に通ってみませんか!?

5:フィレンツェ6月カルチョストリコ

 


1.フィレンツェ、5月音楽祭始まりました。


■音楽祭情報

5月音楽祭始まりましたイタリアはカンターレ(歌う)、マンジャーレ(食べる)、アモーレ(愛する)の国と言われ、これらにかける人々の情熱はまさにイタリアの太陽そのものです。芸術の都フィレンツェでは、毎年5月から7月まで"マッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノ(Maggio Musicale Fiorentino)"といわれる音楽祭があります。今年も5月6日から"イル・トロヴァトーレ(Il Trovatore)"という舞台で幕を開けました。街のいろいろな広場で青空コンサート・オペラが催されます。ちなみに6月のオペラは、日本でも4月上旬までプッチーニ最後のオペラ“トゥーランドット”を上演したテアトロ・コムナーレ(市立劇場)によるオスマール・ショーク(Othemar Schoeck)作ペンスシリア(Penthesilea)"が催されています。


マッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノ

 

この時期ご旅行の予定のある方はホテルのレセプションに問い合わせてみてはいかがですか?


 


2:モンタルチーノのハイスタンダード、バンフィのスーパートスカーナ! “スムス”と“エクスルサス”


■バンフィのスーパートスカーナ

今回はトスカーナ州シエナ県モンタルチーノの最南端に位置し、このエリア内で最大の規模をもつワイナリーであるバンフィのスーパートスカーナを紹介しましょう。

バンフィフィレンツェから車に乗り、フィレンツェチェルトーザという高速の入り口よりA1線に乗りシエナを目指します。シエナ西(もしくは南)から一般道に入り、標識どおりにモンタルチーノの町に向かいます。その出口から小一時間ほど走ると右手の小高い丘の上にモンタルチーノの町が見えてきます。ここの標高は約5〜600メートル。今回紹介するバンフィはこの町を通り過ぎてさらに南に行った所にある、モンタルチーノの中でも最南端に位置するワイナリーです。

敷地内には800haにもおよぶブドウ畑と、人工の池などがあります。モンタルチーノの町の標高と比べて、このワイナリーの標高は250mから400mくらい。同じDOCモンタルチーノでありつつも、北のものに比べると日照量は多いようです。そんな場所で作られるスーパートスカーナが“スムス”と“エクスルサス”です。

 

■フィレンツェでも見つからないバンフィ

“スムス”はブルネッロ種45%、カベルネ・ソーヴィニョン40%、シラー15%の比率でぶどうを使用します。それぞれのぶどうを別々に醗酵、小樽熟成させ、その後大樽でブレンドしてさらに半年ほど熟成させた後、さらに瓶詰め後1〜2年寝かせてから、晴れて出荷となります。

スムス一方“エクスルサス”は毎年生産されるわけではなく、良年のみの生産となります。ぶどう比率はカベルネ・ソーヴィニヨンが60%、メルローが40%です。こちらも別々にステンレス内発酵、小樽熟成(約1年)後、大樽でブレンドされ半年ほど寝かされます。瓶内熟成はこちらは18ヶ月です。

"スムス”はブルネッロ種にカベルネ・ソーヴィニヨン種(82年度より)をあわせた「イタリアとフランスがモンタルチーノで出会ってしまった」というようなコンセプトの一本。“エクセルサス”はモンタルチーノで造るフランス品種の太陽の恵みをいっぱいに受けた力強い一本です。


エクセルサス

どちらも、とっておきの一本として隠しておきたいワインです。すぐに楽しもうという方は、デキャンターに移して。熟成させたいという方は、まだまだ10年15年は寝かせておけますよ。どちらか一本プレゼントしてくれるなんて言われたら、とっても困ってしまうようなワインです。フィレンツェでも入手困難度のかなり高いこの二本、見逃す手はありません。


 

■日本人スタッフ宮島君

友人でもあるこのバンフィで働いている日本人スタッフである宮島君にバンフィについて聞いてみました。宮島君からのメールを紹介しますね。

スムス、エクセルサスは共にジビエソースなどのしっかりした味付けのパスタから魚、肉まで幅広いお料理がお勧めです。

ブルネッロのような伝統ワインと比較すると、造り手が冒険しやすいという意味で、85年からのスムス、93年からのエクセルサスは、異なるヴィンテージの飲み比べで造りの変化が楽しめるワインだと思います。

より房を低く仕立てる方法や、ピノ・ネーロからシラーへの改植など、バンフィも畑レヴェルから改革しています。でもそんな伝統的な土地での革新的なワイン造りも、モンタルチーノの太陽が輝く丘陵地帯や、夜間が涼しいという気候、そしてワイナリーの規模はとても大きいけれどスタッフみんなが常に畑の中で土にまみれて働きながら造っているからこそできることなのです

ということです。そんな彼らが造るワインが今回メールマガジンでも紹介されているスポットワイン(本数限定入荷ワイン)です。ぜひ試してください。横田、おすすめです。

 


3:フィレンツェの頑固おやじの店


フィレンツェの頑固おやじの店

サテライト・フィレンツェの第1回目ということもあり、横田、正直言ってどのお店を紹介するかとっても悩みました。とってもとってもとっても悩みました。で、やっぱり高級店よりも小さいけれど人の温かみの感じられる、頑固おやじのいるこの店を紹介することにします。


■頑固親父の伝統料理とくまのエプロン

頑固親父と、くまのエプロンお店の名前は"オステリア・ヴィーニ・エ・ヴェッキ・サポリ(Osteria Vini e Vecchi Sapori)"です。場所はシニョーリア広場近く、間取りはとても小さく、総席数は(夏場の店の外の席を合わせても)30席しかありません。当然相席もありです。そんな狭いお店の中を、大きな体のジョルジョが、赤いくまさんのエプロンをつけてお客さんの間を「のっそのっそ」とお皿を持って動きます。まったく高級なお店でもなくサービスもイタリア風ですが、イタリア人のあたたかさとフィレンツェの伝統料理を堪能できる素朴なお店です。

フィレンツェの中心地にあるお店ですので旅行の際に、一度立ち寄ってみて下さい。


住所:ヴィア・デイ・マガッズィーニ(Via dei Magazzini),3r(ヴェッキオ宮殿近く)

定休日:日曜、祭日

 


4:イタリア・ソムリエ協会に通ってみませんか!?


ワインに興味のある方なら一度は考えたことがありませんか? 「他の国のソムリエ協会ってどうやったら資格が取れて、どんなことを勉強するのだろう」なんていうことを。

サテライト・フィレンツェでは、これから、イタリアソムリエ協会で勉強したことを、少しづつおすそ分けしていきたいと思います。

 

■日本ソムリエ協会と違うところ

イタリアでソムリエの資格を取るためには、特に難しい条件はありません。その街で事務局を見つけて申し込むだけです。日本と違うところは講習会が日本では2日間であるのに対し、イタリアでは何ヶ月にも渡り、続けて受講するのが難しいということでしょうか。

コースは全部で3コースから成っていて、最初のコースはテイスティングのノウハウ、次のコースで国内の様々なワインや他国のものを勉強し、最後のコースで料理合わせの勉強をします。それぞれのコースがそれぞれ週に一回、半年間続きます。基本的に飛び級は出来ませんので、最低でも延べ一年半かかります。しかも一つの街で順番どおりにコースが続けて行われるわけでなく最初のコースの後に最後のコースが行われるなどして、連続一年半で終了できないようになっています。

他の街などに通えば一年半で取得も可能かもしれませんが。

最初の二つのコースはどんなにテストの出来が悪くてもエスカレーター式に最後のコースまでいけますが、最後のコースだけはイタリア人にとっても難しい試験になっています。

特に僕たち外国人にとっては、ワインの知識だけでなく言葉の壁もとても高いのです。いずれにしても、日本と違うのは短時間ではとりにくいというところでしょうか? 次回から少しづつ、授業内容について日本との違いを紹介していきたいと思います。

 


5:6月の街をあげての大騒ぎ、カルチョストリコ


■サン・ジョバンニの日

6月24日はフィレンツェの守護神であるサン・ジョバンニ(S.Giovanni)の日です。

カルチョストリコこの日はカルチョストリコと呼ばれる、サッカーの基となった古代サッカ−の決勝戦がサンタ・クローチェ教会で行われます。この日のための予選は、今年は6月3日から始まっています。フィレンツェを共和国広場中心に四分割して、それぞれの地区の代表教会のチーム(ドゥオモチーム、サンタ・ノヴェッラ教会チーム、サンタクローチェ教会チーム、サント・スピリト教会チームの4教会)で競われます。

ルールはいたって簡単! 殴る蹴る、何でもありの選手たちがとにかくボールをゴールすれば得点できます!その決勝戦が6月24日に行われます。特にこの日は普段もにぎやかなイタリア人が、さらに大騒ぎできる日なのでとっても盛り上がります。間近で、本当のイタリア人を見るひとつのいい機会ですよ。

なお、この日の夜にはミケランジェロ広場から花火が打ち上げられます。アルノ川沿いに腰掛けてビール片手に見る花火もまた格別です。

もし、この頃フィレンツェに滞在予定の方はこの花火もお見逃しなく。

カルチョ・ストリコのチケットに関しては駅近くの"ヴィア・ルイーギ(Box Office【ViaLuigi】)"で購入することができます。


ということで第一回のサテライツ・フィレンツェのメルマガはここまでです。今回は、今のフィレンツェを身近に感じてもらいたくフィレンツェの街情報がほとんどになってしまいました。ワイン情報を楽しみにしていた方、ごめんなさい! 次回からは、もっとたくさんのワイナリーやワインの情報をお知らせすることができると思いますので期待してくださいね!

書いてほしいこと、調べて欲しいことありましたらお気軽にメールください! 横田これからがんばって調べて文章にしていきたいと思います。よろしくお願いします。

うーむ、それにしても文章書くのって難しいですね……。

 

レポート内に2001年の「カルチョ・ストリコの決勝戦が6月24日に開催」とありましたが、今年のカルチョ・ストリコは9月に延期の可能性があるとの情報が、たった今フィレンツェの横田さんから入りました。 最新情報が入り次第またお知らせいたします。

2001年6月14日

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バンフィ