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聖なるワイン カリフォルニア 07

 

この時期になると雨が降るカリフォルニア。それも大雨なんです。ウエスト・コーストのあの青空のイメージから連想できないでしょう?

その雨もなんのその、ショッピングで賑わう街頭にはポインセチアの赤い花が並び、いよいよクリスマス。そうそう、多民族で構成されるアメリカでは、クリスマスだけじゃなく、カワンザ(アフリカ系アメリカ人)もハナカ(ユダヤ人)も大切なお祝いです。


【目次】

1:聖なるワイン

2:セント・ヘレナ、こちらは聖なる街?

3:スパークリング事情

 


1:聖なるワイン


今月はホリデー・シーズンの始まりということで、聖なるワイン特集。ワインは聖書にも語られていますよね。古代の人々はワインは神からの授かりものと思っていました。自然の恵みをワインという飲み物で戴く、これは21世紀の今でも共通する発想であってほしものです。

ミッションの伝道とともに広まったカリフォルニアのワイン産業にも、ワインの神聖さを敬い、聖人の名前をお借りしているところがあるんです。今月は2つのワイナリーをご紹介します。

 

■セント・フランシス(St. Francis Winery & Vineyards)

セント・フランシスセント・フランシスは、オーナーの一人であるジョー・マーティンさんが自然の守り神として敬愛される「聖フランシス(フランシスコ)」にちなんで命名されました。

聖フランシスといえば、12世紀のイタリア、アッシジ出身の聖人です。ソノマ・カウンティ産、なかでもソノマ・ヴァレーのメルローでその名を馳せたセント・フランシス・ワイナリーの創立は1979年。日本での販売はつい最近始まったばかりなので、真新しい印象を受けている方、もしくはまだそんなワイナリー聞いたこともないと思われる方が多いでしょうが、地元カリフォルニアでは、レストランのグラスワインとして、またスーパーマーケットの広告商品としておなじみのブランドです。

手頃な価格帯のレギュラーワインは、毎日の食事に気軽に飲めるスタイルなので、スーパーの人気商品になっている理由も納得。セント・フランシス・ワイナリーは、ソノマ・カウンティ産のぶどうのみを使って、ソノマならではのワインを造ろうという明確なフィロソフィーを掲げています。

ワインメーカーは、トム・マッキーさん。入れ替わりの激しいカリフォルニアで、18年間も同じワイナリーでワインを造りつづけている人です。「ソノマのミスター・メルロー」といわれるメルローの名人トムさんは、今年ロンドンで開催されたインターナショナル・ワインチャレンジでRed Wine Maker of the Year(今年の赤ワイン生産者賞)を受賞されました。

セント・フランシスでカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ジンファンデルを造っています。でも生産量が最も多いのは、やはり収入源になるシャルドネだそうです。

試飲した私の印象は、素朴で肩の凝らない飲みやすいワイン、ソノマ・カウンティのスタイルが一貫していることでした。

セント・フランシスには4つの自社畑がありますが、その代表格であるナンズ・キャニオン・ヴィンヤードは、ソノマ・ヴァレーの東側、ちょうどナパ・ヴァレーと山稜を分けるマヤカマス山脈の西側にあたります。霧より高い位置にあるこの急傾斜な畑はメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンが栽培され、表土が深く、水はけのよい火山性の赤土から生まれたミネラル分たっぷりの赤ワインで知られます。

創立以来、ソノマ・ヴァレー北端のケンウッドという町にワイナリーを構え、小さなテイスティングルームで親しまれてきました。すぐ近所には昔サントリーが所有していたシャトー・セントジーン(あ、これも聖なるワインですね! うっかりしてました)、ゴージャスなシャルドネで最近脚光を浴びているランドマーク、日本ではお馴染みのケンウッド、モンダヴィ社が昨年買収したアロウッドなどと有名なワイナリーの集落があります。

そして今年の5月、ケンウッドからもっとサンタローザよりの同じ道筋にイタリアンタッチなテイスティングルームとワイナリーを新築しました。

聖フランシス像聖フランシスの像ももちろん立ってます、犬を連れて。

マーティンさんがアッシジまで持参して清めてもらったというベルは、正面のタワーの上に取り付けられ、毎日2回、まるで教会のように時を知らせてくれます。


ベルワイナリー(醸造所)は、テイスティングルームのある建物とは別に山の麓に建てられています。年間30万ケースという生産量ですから、規模の拡大がせまられていたのでしょう。最近では、そのワイナリーを取り巻くように新しいぶどう畑(ワイルドオーク・ヴィンヤード)が準備されていました。

24ヘクタールのこの畑は、火山性土壌で山の斜面からは扇状地を形成する南向きの緩やかな傾斜地。さて、この畑に予定されている品種は? といいますと、ずばり「シラー」だそうです。

気候の寒暖にあまり煩わされずどこにでも対応できる品種、シラーは今やアメリカで成長が期待される品種。来年3月に植え付けだそうですから、ワインが生まれるのはずっと先の話ですが、なにせこの地区では新しい試みの品種なので結果が楽しみです。

テイスティングルームは毎日オープン。親切で笑顔の素敵なスタッフによると、ワイングッズやグルメ食品もできる限りソノマ・カウンティ産のものを集めているそうです。

St. Francis Winery & Vineyards
100 Pythian Road, Santa Rosa, CA 95409
http://www.stfranciswine.com

 

■サン・スペリー(St. Supery Winery & Vineyards)

こちらは、ナパ・ヴァレーのワイナリー。オーナーがフランス人だけあって、呼び名もフランス流にサン・スペリーという呼び方で親しまれています。

さて、こちらの名前の由来は何だと思いますか?

オーナーのロベール・スカリーさんは、フランスのラングドック地方では有名な実業家です。彼は1970年代からすでにナパ・ヴァレーに興味を持ち、本格的なアメリカでのワイン造りに挑戦。1880年に建てられたビクトリア風建築のアトキンソンハウスを買取り、隣接する畑の開墾とワイナリー建設を始めました。

アトキンソンハウスは現在、国の保存建築物に指定され、ナパヴァレーのパイオニア達についてのストーリーや遺品がミュージーアムとして一般に開放されています。こんなお屋敷で過ごすクリスマスってどんな感じなのでしょうね。綺麗にイルミネーションが飾ってありました。

1800年代後半はナパヴァレーでワイン産業が興隆し、現代と同じくらいの数のワイナリーが存在していたそうです。

1899年、ちょうどフィロキセラが蔓延していた時代、この家の持ち主であったアトキンソン家は畑の全滅により破産宣言、その跡地を買い取ったのがボルドー出身のワインメーカー、エドワール・サンスペリーさんでした。そうです。この人の名前にちなんで付けられました。

ラザフォードといえば、カリフォルニアの偉大な醸造家であり指導者であった故アンドレ・チェリチェフさんが、この地の土壌を「ラザフォード・ダスト」と呼び、「ラザフォード産のワインにはラザフォード・ダストが感じられる」という表現をワインメーカーからよく聞くことがあります。日本語にした言葉のニュアンスから、何となく誇りっぽい、土っぽいというイメージを浮かべがちですが、これは繊細なタンニンのキメ細やかさも表します。

ラザフォード地区の土は確かにパタパタと粒子の細かいローム質で水はけがよく、収穫の前など、畑の中をトラクターでも通るものならあたりが土ぼこりで見えなくなるくらい。

ラザフォードは赤品種、特にカベルネ・ソーヴィニヨンを主としたボルドー品種で有名です。その土から生まれる味わいとは!? 一度、ラザフォード・ダストとはどんなものか、ラザフォード産のワインを集めて探求してみてください。

サン・スペリーはワイナリーを取り囲む14ヘクタールのエステートランチ(自社畑)に加えて、ナパヴァレーの北東にあたるポープ・ヴァレーという地域で大規模なぶどう栽培を行っています。

ポープ・ヴァレー、あまり聞いたことのないアぺレーションですが、百年以上昔にはぶどう栽培が盛んだったそうです。こちらもフィロキセラ禍によりぶどう栽培は長い間途絶えていましたが、サン・スペリーなどが中心となってこの地区を復活させました。

ポープ・ヴァレーにあるサン・スペリーの自社畑はダラーハイドランチ(192ヘクタール)と2年前に植え付けを始めたばかりのハースターランチ(52ヘクタール)です。

ポープ・ヴァレーポープ・ヴァレーは内陸にはいるため、ラザフォードより気温差が激しく、収量もラザフォードよりやや多め、ぶどうもより熟した感じとなります。ここでもボルドー品種(特にカベルネ・ソーヴィニヨンとソーヴィニヨン・ブラン)を主体に栽培が行われています。そして、これだけの大面積を最近一手に任されたのが、デイヴィス校出身の新しいヴィンヤードマネージャー(栽培責任者)、ジャシュ・アンスティさん。若干25歳。彼にポープ・ヴァレーの魅力を聞いてみました。

「今、一番エキサイティングなのは、植樹間隔を改善した近代的なハーデスターの畑。ここでは、樹勢の弱い台木を使って7種類のカベルネクローンを植えている。すでに、品質の認められているポープヴァレーで、さらにすばらしいぶどうが生まれることは確実だ。ポープヴァレーは多種類の土壌が複雑に共存し、成育環境も多様。ダラーハイドのリミテッドエディション(限定版)97年をぜひ飲んで欲しい。3つの区画をブレンドしたメリタージュだ。ポープヴァレーのよさが分かってもらえると思う」

と、責任の重さより、そのやりがいに意気揚々でした。

醸造面では、コンサルタントのミシェル・ローランさんが今でも関与され、マーカム・ワイナリーからやってきた新しいワインメーカー、マイケル・ボーラックさんが今年からチームに加わりました。

スメラビジョンもしナパ・ヴァレーを訪問されるチャンスがありましたら、ぜひお薦めなのがサン・スペリーのワインディスカバリー・センター(入場無料)です。ワイナリーの2階フロアーを使って、ナパ・ヴァレー全体がよく理解できる立体模型地図、ぶどう栽培の説明、そして、ワインの香りがはっきりとわかる「スメラビジョン」は見逃せません。シュッシュっと香りを放って、例えばカベルネ・ソーヴィニヨンの香りの表現によく使われるカシスやブラックペッパー、シーダー(杉)、バニラ、チェリーなどなど実際に自分の鼻で体験できる楽しいコーナーです。


St. Supery Winery & Vineyards
8440 St. Helena Hwy., Rutherford, CA 94573
http://www.stsupery.com



2:セントヘレナ、こちらは聖なる街?


さて、こちらはクリスマスにちなんでご紹介するにはぴったりの街、セントヘレナのお話です。ナパの街から車で約30分。29号線沿いに北上すると何だか一昔前に戻ったような、小粋な街にたどり着きます。1800年代の後半、この街はナパのワイン産業の中心地として繁栄したと言われます。

セントヘレナ、聖なる街29号線沿いのメインストリートにはお洒落なお店がずっと並んでいますが、昔からある石やレンガの建物を大切に維持して、その雰囲気を損なうことなく活きたスペースとして使われています。

ここは、かつてサンフランシスコなど都会のハイソサエティーたちが集まる夏の別荘地として賑わっていましたが、ナパ・ヴァレーの観光化ともに、少しずつ観光客のためのお店やレストランが増えてきました。もちろん、全米からのリゾート客もお目当ての街としてやってきます。

しかし、セントヘレナの素敵なところは、いかにも観光客目当ての押し売り的な雰囲気は全くなく、まるで自分がこの街に住んでいるような感覚で、くつろいだ散策が楽しめることです。

カルトワインをお探しの方ならセントヘレナ・ワインショップ、ファッショナブルなナパ・ヴァレーのワイン関係者ががごひいきの洋服の店「リーズ」、かわいーい子供服なら「スィートピー」、ニューヨーク感覚のグルメショップ「ディーン&デルーカ」、日本人のシェフが活躍されているレストラン「テラ」、ちょっと街を外れますがコーチやドナカレンが入ったアウトレットも人気です。

私の好きなセントヘレナは、表通り29号線をちょっと入った裏通り。

芳ばしいコーヒーの香りに包まれて、いつまでも好きな本を読んでいても誰にも干渉されないカフェ、地元のアーティストが作品を持ち寄る画廊、お値段は度肝を抜かれるけど見るだけでもうっとりする重みのあるアンティークショップ、手作りのブローチやネックレスがみんなぶどうのモチーフだったり。

そんな日常的な雰囲気で、センスのいいお店がたくさんオープンしています。まずは、新しいレストランから。

マーティーニ・ハウスレストランデザイナーとして有名なパット・クレートさんのレストラン「マーティーニ・ハウス」がオープンしました。マネージャーはナパ・ヴァレーなら誰もが知っている「マスタードグリル」の前マネージャーだったマイケル・ウレットさん。

お二人ともサイドビジネスでそれぞれワインも造っていらっしゃるほど(パットさんはクレートワイン、マイケルさんはブロックへディアというブランド)のワインと食の専門家。セントヘレナという小さな街にありながら、大都会でダイニングを楽しんでいるようなこのお洒落なレストランは、トラヴィーニャ、ピノブランに続くセントヘレナのトップレストランになるのでは、と地元ではもちきりの噂です。


マイケル・キアレッロさん一方、イタリアンレストラン、トラヴィーニャのオーナー・シェフであるマイケル・キアレッロさんが、「ナパスタイル」( http://www.napastyle.com )という食材とキッチン用品のお店をオープンしました。アメリカのテレビでは料理番組に登場するなど全米で知名度を高めたキアレッロさん。たまたまお店でばったりお会いしましたので、そのきっかけを聞いてみました。


「きっかけは、テレビ番組から。テレビに出るようになってアメリカ全土からたくさんの問い合わせをe-mailでもらうようになった。そのほとんどはもっとレシピを教えてくれだとか、あのスパイスミックスはどうやって作るのかとか、マイケルさんの使っているナイフやお鍋はどこのブランドだとか。ワイングラスはどれ ナパスタイルを薦めるか、などなど。それに応えているうちに、現代の消費者(もちろんグルメ派の人たち)は、ただおいしいレストランを探して食べにいくだけじゃなく、自ら料理をし、しかも自宅でレストランのような雰囲気を作って家族や友人と食事を楽しもうとしていることに気付いた。それじゃ、僕のお薦めを教えましょう、ということになった」

との説明に私も納得。

イタリア人の両親から受け継いだアメリカ生まれのニュージェネレーション、マイケルさんは、そこにヒントを得て、地元の食材を使ったドレッシングやオリーブオイル、蜂蜜、ワイン、キッチン用品など、レシピも添えて紹介、もちろん販売しています。

オリーブオイルの話 は先月もお伝えしましたが、セントヘレナに11月に誕生した 「オリヴィエール・ナパヴァレー」 も必見です。こちらはフランスのプロバンスを思わせる南欧タッチ。カリフォルニア産のエクストラバージン・オリーブオイルを8種類、試飲をした上で瓶詰め(500ml/14.95ドル)してくれるシステムです。その他にもオリーブをモチーフにしたお皿やテーブルクロス、そしてお料理にすぐ使える風味のついたフューズド・オリーブオイルが多種そろっています。

オリヴィエール・ナパヴァレー近い将来にはお店でオリーブをカスタムプレスするコーナーを増設します、とこちらもオリーブオイルブーム、熱くなってましたよ。


 


3:アメリカスパークリング事情


年末年始はシャンパンでという気分になる時期です。アメリカでも、まだまだ食事とともにというスパークリングの楽しみ方をする人は少なく、パーティやウェディング、乾杯の瞬間だけに飲んでいるのが現実。

しかし、2年前のミレニアム騒動が手伝ってか、輸入そして国産のスパークリングワインが比較的店頭に並び、レストランでも、まず席についたらワインリストからグラスでスパークリングをという人たちが増えてきています。

今回はアメリカ西海岸のスパークリング事情を簡単にご紹介します。

アメリカ西海岸でスパークリングワインを商業ベースで生産しているのは、カリフォルニア、オレゴン、ワシントンの3州。ちょっと内陸ですが高地のニューメキシコ州でも質の良いスパークリングが少量生産されています。ぶどう品種は、もちろん、生産者によって取り合わせもブレンド(アサンブラージュ)の割合も異なりますが、ぶどう品種はシャンパン地方と同様にピノ・ノワール、シャルドネに続いて、ピノ・ムニエ、それにこちらではピノ・グリ、ピノ・ブランもブレンドに加わることがあります。

一次発酵後、スティルワインに糖と酵母を入れて瓶内二次発酵を行うシャンパーニュ製法(伝統方式)で造る本格的なスパークリングワインは、手間と時間がかかることからお値段も高くなります。

フランスのようにワイン法で縛られていないアメリカですから詳細は造り手の意図で決定されます。酵母との接触で味わいを深める熟成の期間は、最低3年というのが定番のようです。もちろん、リザーブクラスだと5年以上。

カリフォルニアでそのシャンパーニュ製法を実践し、伝統に則ってシャルドネを使って初めてスパークリングワインを造ったのは、ナパ・ヴァレーのシュラムズバーグでした。つまり、ここが本格的なアメリカ産スパークリングのスタート。

シュラムズバーグ故ジャック・デイヴィスさんは、1965年、ジェイコブ・シュラムがほぼ百年前に立てたワイナリーをスパークリングワインセラーに改造し、ついにはホワイトハウスのご用達ワインになるまで成功させました。1972年に米中国交回復のためにニクソン大統領が中国を訪問されたとき出されたスパークリングワインが、シュラムズバーグだったという話は有名です。ナパ・ヴァレーではその後、

フランスのモエ&シャンドン(ドメーヌ・シャンドン)

ムム(マム・ナパヴァレー)

テタンジェ(ドメーヌ・カーネロス)

スペインのコードニュ(コードニュ・ナバ)

スペインのコドーニュ(コドーニュ・ナパ。現在はスパークリング生産を中止してアーテッサ・ワイナリーとしてスティルワインに変更) が冷涼なカーネロス地区のぶどうを使ってカリフォルニア版スパークリングワイン造りに乗り出し、カーネロスといえばすっかりスパークリングを連想させる時代となりました。

ナパ・ヴァレー産で意外と知られていないのがS(エス)アンダーソン。女性醸造家でけっこうお年なアンダーソン夫人が、自らスパークリング造りに挑戦されています。

向かいのソノマ・カウンティでもその冷涼な気候に気付いたパイオニアたちが、スパークリングワインの生産を早くから始めました。創立1882年と最も歴史の古いのが、ロシアンリヴァー沿いにあるコーベルです。

コーベル社はアトランタオリンピックの公式スパークリングになったり、2年前のミレニアムではニューヨークのタイムズスクエアのカウントダウンで公式スパークリングワインとしてスポンサーとなるなど、アメリカで最も知名度の高いスパークリングワインではないでしょうか。

社長のゲアリー・ホックさんは地元、ソノマ・カウンティでは有名な資産家。近年は、ロシアンリヴァー・ブルーワリーという地ビールを始められたり、レイクソノマ、ケンウッド、ヴァレーオブザムーンという3つのワイナリーを買収され、スパークリング以外の活躍も顕著です。

スパークリングの産地は当然ながら涼しい気候に適するぶどう品種の栽培地区と重複します。

ソノマ・カウンティでは、カーネロスのグロリアフェラー(スペインのフレシネ所有)、ソノマのロバートハンター、ロシアンリヴァー・ヴァレーのアイアンホース、J(ジェイ)スパークリングワインなどが高級感溢れる上品なスパークリングを生産。カーネロスとロシアンリヴァー・ヴァレーがスパークリング用ぶどうの主な産地となっています。

土壌は、と切り出したいところですが、こちらに関してはまだまだ歴史が浅く、解明の進んでいないニューワールド。

生産者からも残念ながらスパークリングに関しては、土壌の話はあまり出てきません。しかし、各スパークリングセラーではハウススタイルを明確にし、クローンや土壌の研究に力をいれていることは言うまでなく、スティルワインがそうであるように、スパークリングにもフィネス(繊細さ)を求める時代が訪れようとしています。

スパークリングワインを語るときよくでてくる言葉がハウススタイルです。ハウススタイルとは、その生産者から期待できる毎年統一されたワインのスタイルのこと。

ハウススタイルを決定する要因としては、ブレンド(アサンブラージュ)の違いはもちろんですが、


1.発酵温度

2.発酵方法(樽発酵vsタンク発酵)

3.マロラクティック発酵の有無

4.リザーブワインの有無

などが挙げられます。

リザーブワインとはそのハウススタイルを維持するために毎年ワインの一部を保存し熟成させたワインです。

シャンパーニュでは一般的ですが、ヴィンテージが比較的安定しているカリフォルニアでは全ワイナリーがリザーブワインをブレンドしているとは限りませんし、酸味を失わないためにマロラクティック発酵を避けるところも多々あります。

ロデレール・エステートソノマ・カウンティの北、メンドシーノ・カウンティでは、冷涼なアンダーソン・ヴァレーにロデレール・エステート(フランスのルイ・ロデレール所有)があります。ロデレールのワインメーカー、ミシェル・サルゲさんは、生粋のフランス人で、彼の造りかたはまったくシャンパーニュでの経験に基づくもの。

ロデレールこそ、シャンパーニュの人間がアメリカでいかにぶどうを表現するかという面白い実例だと思いませんか。

アンダーソン・ヴァレーには、前シャッフェンバーガー(今はチョコレート屋さんに変身!?)のスパークリング施設を買い取って生まれ変わったパシフィック・エコーというブランドも最近店頭で見かけるようになりました。

ピノ・ノワールで有名なオレゴンでは、気候が涼しいにもかかわらず予想外にスパークリングワインを見ることがありません。その中でも最も大きな生産者は、ダンディにあるアーガイルで、オレゴンのレストランへいくと必ずトップにリストされているブランドです。

オレゴンは石灰質の土壌こそ見つかりませんが、気候と気質の上ではブルゴーニュに近いところがあります。なぜこのオレゴンでスパークリングが広まらないのかと疑問に思っていたところに、うれしいニュースが入りました。

エチュード(ちょっと前に日本を騒がせたナパ・ヴァレー産のピノ・ノワール)のワインメーカーでコンサルタントとしても有名なトニー・ソータさん。今年、エチュード・ブランドをベリンジャー・ブラスへ売却されると同時に、オレゴンではピノ・ノワールとスパークリングワインの生産を始められました。その名もソータワイン。生産量はまだ極めて少なく、今年の秋に初リリースされたばかり。今後のオレゴンに期待したいです。

ワシントン州といえば、大手シャトー・サンミッシェル(また聖なるワイン登場! シツコイ)。

ここはワシントンを代表する大きなワイナリーですが、シャンパン製法で造られるアメリカのスパークリングワインの中で最も手頃な価格で売り出しています。

さて、全体像がお分かりいただけたでしょうか。この他にも一般のワイナリーで楽しみながら少量のスパークリングを生産している所も沢山あります。ワイナリーのテイスティングルームかメールオーダー(ワイナリーから直接の通販)のみで購入できる場合がほとんどですが、日本のインポーターさんの特別なお願いに応えて輸入されているスパークリングワインもあります。

私のお薦めコース

■ツアーが充実! いろいろ学べるスパークリングセラー

マム・ナパ・ヴァレー(ナパヴァレー)

ドメーヌ・シャンドン(ナパヴァレー)

コーベル(ロシアンリヴァー・ヴァレー)

 

■絶景! 雰囲気最高、ぜひ訪れてみたいスパークリングセラー

ドメーヌ・カーネロス(カーネロス)

グロリア・フェラー(カーネロス)

 

■手作り感覚! アットホームなスパークリングセラー

アイアンホース(ロシアンリヴァー・ヴァレー)

S(エス)アンダーソン(ナパヴァレー)

シュラムズバーグ(ナパヴァレー)

 

■訪れる価値あり! きっと好きになるスパークリングセラー

ロデレール・エステート(アンダーソン・ヴァレー)

アーガイル(オレゴン、ダンディ)

J(ジェイ)スパークリングワイン(ロシアンリヴァー・ヴァレー)


【あとがき】

クリスマスさて、クリスマスが終わると押せ押せムードでカウントダウンがやってきます。

我が家の伝統は、大晦日の日暮れ時にボデガの海に「日の出参拝」ならぬ「日の入り参拝」に行くこと(カリフォルニアは西側が海に面していますので、日の出はちょっと厳しい)。

午後の4時半になると「また、来年ねー」と言わんがばかりにもう太陽はさっさと姿を沈めていくんです。でも大きなオレンジ色に輝く太陽に挨拶して帰ると必ずいいことがやってくるようで、また今年もお礼してきます。

みなさんも良いお年を!

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