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この間のコンクールは、また審査員を務めました。コンクールって、自分にとってもっとも近いというか、自分の一部というような想いがずっとあったのですが、すっかり遠くというか、非現実的なものに感じてしまって、寂しく感じる反面、その結果に心から満足できた……。なんか複雑なものでした。そう、「コンクールで自分が出した結果にもうすがる時期は過ぎたんだなあと自覚させられました。
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10月4日、第4回全日本最優秀ソムリエコンクールが開催されました。公開決勝にいらした方もいると思います。このコンクールは次回、2007年の世界コンクールの日本代表の選考も兼ねているので、ただ一番、二番を決める以上に重要な意味をもっています。優勝は佐藤陽一さんでした。人から聞いた話ですが、翌日から、マクシヴァン(佐藤さんが経営するワインダイニング)はお祝いに訪れた人たちで賑わったそうですよ。本当におめでとうございます。
1995年の田崎さんの優勝を境に、ソムリエコンクールは一気に世代交代が始まったといわれました。1996年に行われたSOPEXA、全日本、ポメリーといった数々のコンクールではそれまでの常連に替わり、生まれ年でいうと、1964-1970の世代がファイナルのステージを賑わせました。しかし、もう次の世代交代が始まっているようです。セミファイナルに残った顔ぶれはだいたい僕らよりも若く、これまでコンクールではあまり見かけなかった、そんな選手たちがその名を連ねていたんです。
セミファイナルは筆記、テイスティング、サービスで構成されています。筆記試験問題は阿部さん(第3回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝、ギリシャ大会代表)を中心に田崎さんと小飼さんにより作られました。細かい内容は省きますが、とにかく難しいテストでした。ミシュラン三ツ星店に関するものから始まり、シノニム(ブドウ品種の異呼称)、ブドウの病害虫、AOC、世界のワイン産地(特に一般に知られていない生産国−イギリス、ルクセンブルグ、中〜東欧、中東、ロシアエリアなど)、各国のリキュール/ビール/スピリッツなどとても幅広く、ときにかなり深く掘り下げた内容となっていたのです。
“ 広く、浅く”や“狭く、深く”といった勉強では通用しない、両方を組み合わせた準備が必要となっているのです。ヤマをはって勉強するような準備や、「ここまでやらなくても大丈夫」といった甘えは許されません。相当な精神力と集中力、そして時間、断固たる決意が必要なのです。
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