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Dear Sommelier ソムリエに綴る・・・

vol.3 テイスティング <page 1/3>

ワイングラスイメージソムリエといえば、テイスティングですよね。みんなもよく言われません?

「飲んだら、何だかわかるんですか?」とか、「何の香りって表現するんですか?」って。

結構うんざりしますよね。僕はこんなこと言われる度、少しいやな気分でしたよ。
「マジシャンじゃないんだから。それにソムリエはテイスティングが命じゃないし」と思うんですよ。僕だけかな。だからお客様に
「このワイン表現して下さい」って言われても、
「どうぞ楽しんでください」って素っ気なく返していました。感じ悪いでしょ。

どうして、ソムリエ=ワインの表現になったんでしょうかね。でも思い出してみると、ソムリエを目指そうと思い立ったとき、まず取り掛かろうと思うのは確かにテイスティングでしたね。テイスティングしたワインのラベルをスクラップしてコメント書きませんでした? 僕もしていましたよ。最初のページはたしかレ・フォール・ドゥ・ラトゥールで次のページがマテウス・ロゼだったかな。

実はこの間、このファイルが見つかったんです。どこかにしまいっ放しでずーっと行方不明だったんです。もう15年前のファイルです。最初は「今井さんに飲ませてもらう」で、次が「美味しいと感じるワイン」とコメント(コメントになってないけど)してありました。それが最後のほうのページになると、きちんと一丁前のコメントになっていました。結構がっくりきたんです。というのは今のコメントとそんなに変わらない。「あまり進歩してないんだなあ。15年経っても」と。

話は変わって、『これがテイスティングかあ』と度肝を抜かれたのはやはり田崎さんでした。すごかったですよ。マシンガンのように香りの表現が連発されるんです。「ワインの中にそんなに一杯香りがあるの?」って疑ってしまうくらいでした。ほんのすこーし、2秒か3秒くらい嗅いだら、それから3分くらいはコメントの連射が続くんです。

「ソムリエはテイスティングだよな」と思いました。

そういえば田崎さんのテイスティングコメント、しばらく聞いてないですねえ。今となっては猪木の延髄斬りが見られるくらい希少なものになっちゃいましたね。

僕がテイスティングをマスターするのに役立ったのは、田崎真也ワインセミナー、『ワイン味わいのコツ(田崎真也著)』、自由ヶ丘ワインスクール、レ・セレクション・ドゥ・ソムリエ、あとコンクールなどの経験からですね。

 

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